そうめんの離乳食はいつから始められる?
そうめんはやわらかく調理でき、離乳食に取り入れやすい食材です。開始の目安とアレルギーの注意点をおさえておきましょう。
開始の目安は離乳中期(生後7〜8か月頃)
離乳食は生後5〜6か月頃に始め、すりつぶした食材に慣れてくる7〜8か月頃が離乳中期にあたります。そうめんはこの中期から、やわらかくゆでてみじん切りにすれば無理なく取り入れられます。初期の後半(生後6か月半頃)に少量を試すこともできますが、まずはおかゆなどの主食に慣れてからのほうが安心。月齢だけで判断せず、子どもの飲み込む力に合わせて進めましょう。
※出典:厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf
兵庫県手延素麺協同組合「そうめん離乳食レシピ特集」https://www.ibonoito.or.jp/recipe/special-rinyushoku.html
小麦が主原料のため1さじずつ始める
そうめんを初めて与えるときは、必ず1さじから始めてください。主原料の小麦は卵や乳と並ぶ食物アレルギーの代表的な原因食品で、消費者庁が表示を義務づける特定原材料8品目の一つに含まれます。万一の体調変化にすぐ気づけるよう、初めての日は平日の日中など医療機関を受診しやすいタイミングを選ぶと安心です。少量から様子を見て、問題がなければ少しずつ量を増やしていきます。
※出典:消費者庁「加工食品の食物アレルギー表示ハンドブック」https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_sanitation/allergy/assets/food_labeling_cms204_210514_01.pdf
厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf
月齢別のそうめん離乳食の進め方
そうめんは月齢に合わせて長さやとろみを変えるのがポイントです。中期から完了期までの調理の目安をまとめました。
中期(7〜8か月)はみじん切りでとろみをつける
離乳中期は、やわらかくゆでたそうめんをみじん切りにし、だしやお湯でのばしてとろみをつけると飲み込みやすくなります。この時期はまだ舌でつぶして食べる練習中のため、なめらかさを意識するのが大切。野菜のペーストやしらすを合わせると、栄養のバランスも整えやすくなります。1食あたりは小さじ数杯から始め、慣れてきたら様子を見ながら増やしましょう。
※出典:兵庫県手延素麺協同組合「そうめん離乳食レシピ特集」https://www.ibonoito.or.jp/recipe/special-rinyushoku.html
後期(9〜11か月)は1〜2cmに刻んで具と一緒に
離乳後期になると歯ぐきでつぶせるようになり、そうめんは1〜2cmの長さに刻んで与えられます。鶏ささみや細かく刻んだ野菜と一緒に煮込めば、具だくさんのにゅうめん風にしても食べやすい一品に。手づかみ食べを始める子には、少しまとめてやわらかく仕上げると自分で口に運びやすくなります。汁の量を調整しながら、むせない固さに整えましょう。
※出典:兵庫県手延素麺協同組合「そうめん離乳食レシピ特集」https://www.ibonoito.or.jp/recipe/special-rinyushoku.html
完了期(12〜18か月)は長めにして手づかみにも
離乳完了期は奥歯が生えはじめ、かむ力もついてくる時期です。そうめんは1〜2cmを基本に、子どもの様子を見ながら少し長めにしても食べられるようになります。汁物だけでなく、油を控えた焼きそうめん風など料理の幅も広げやすい時期。ただし大人と同じ濃い味付けはまだ早いため、薄味を心がけてください。
※出典:厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf
そうめんを離乳食に使うときの調理のコツ
そうめんを安全においしく食べさせるには、塩抜きとゆで方にひと工夫が必要です。作り置きの方法も知っておくと、毎日の調理がぐっと楽になります。
塩分はゆでて流水でしっかり洗い落とす
そうめんには麺を引き締めるための塩分が含まれているため、離乳食では塩抜きが欠かせません。乾麺を短く折ってゆでると塩分の多くはお湯に溶け出し、ゆで上がりを流水でしっかり洗えばさらに減らせます。赤ちゃんは塩分を処理する力が未熟なので、味付けはせず素材とだしの風味で十分。塩抜きのひと手間を加えるだけで、安心して取り分けられます。
※出典:兵庫県手延素麺協同組合「そうめん離乳食レシピ特集」https://www.ibonoito.or.jp/recipe/special-rinyushoku.html
表示の倍の時間ゆでてやわらかく仕上げる
離乳食のそうめんは、パッケージの表示よりも長めにゆでてやわらかくするのがコツです。大人向けが1〜2分なら、2倍の2〜4分を目安にゆでると、月齢の低い赤ちゃんでも飲み込みやすい固さになります。少しゆですぎかなと思うくらいでちょうどよく、指で簡単につぶせるやわらかさが目安。ゆで上がりは水でぬめりを落とすと、口当たりがなめらかになります。
※出典:兵庫県手延素麺協同組合「そうめん離乳食レシピ特集」https://www.ibonoito.or.jp/recipe/special-rinyushoku.html
小分け冷凍で作り置きすると便利
ゆでて刻んだそうめんは、1食分ずつ小分けにして冷凍しておくと毎回ゆでる手間が省けます。製氷皿やフリーザーバッグに平らに広げて凍らせ、使うときは電子レンジやお湯で加熱すれば手軽。冷凍したものはなるべく早めに使い切り、解凍後の再保存は避けると衛生的です。だしと一緒に凍らせておけば、忙しい日もすぐに一品を用意できます。
よくある質問|そうめんの離乳食Q&A
離乳食のそうめんに味付けは必要?
基本的に味付けは必要なく、昆布やかつおなどの薄いだしで風味をつければ十分です。市販のめんつゆは塩分や糖分が高く、そのままでは濃すぎるため避けるのが無難。どうしても使う場合は、だしで大きく薄めてごく少量にとどめてください。赤ちゃんのうちから素材の味に慣れさせることが、薄味の習慣づくりにつながります。
大人用のそうめんを取り分けてもいい?
取り分けは可能ですが、必ず味付け前のものを使い、塩抜きをしてから与えてください。味をつけためんつゆやつゆごと与えると塩分のとりすぎになるため、その点だけは避けます。やわらかさが足りないときは、取り分けた分だけ追加で煮てあげると安心。家族の食事から少し取り分けられると、毎日の離乳食づくりが楽になります。
ひやむぎやうどんでも代用できる?
ひやむぎやうどんも小麦が主原料の麺なので、そうめんと同じく塩抜きとやわらかいゆで上げをすれば代用できます。うどんはそうめんより太く食べごたえがあるため、後期以降のほうが向いています。いずれも初めて与えるときは、そうめんと同様に1さじずつアレルギーに注意して始めましょう。麺の種類を変えると、離乳食のメニューにも変化をつけられます。
まとめ|そうめんは下ごしらえを工夫して安心して与えよう
そうめんは下ごしらえと月齢に合わせた調整を押さえれば、離乳食の心強い味方になります。
▼この記事のまとめ
- そうめんの離乳食は離乳中期(生後7〜8か月頃)から少しずつ始める
- 主原料の小麦は特定原材料のため、初めては1さじずつアレルギーに注意する
- ゆでて流水で塩抜きし、月齢に合わせて長さととろみを調整する
塩抜きをしてやわらかくゆでれば、赤ちゃんも大人も同じそうめんを囲めます。毎日のように使うものだからこそ、原料や製法のたしかな手延べそうめんを選ぶと、家族みんなで風味のよい一杯を楽しめます。奈良・三輪に伝わる手延べの技を受け継いだのが、巽製粉の「麦坐 三輪素麺 国産原料限定使用」です。明治時代創業の老舗製粉会社が厳選した風味に優れた小麦粉を用いて、三輪手延べの技法を受け継いだ独自の技で仕上げた手延べ素麺で、見た目の美しさ、コシの強さともちもち食感は格別。50g×5束の使い切りやすいサイズもあり、少しずつ使う毎日の食卓にも扱いやすい量です。